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10月の市内オフィス空室率は2・58% 三幸エステート調べ
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統計開始以来の最低値
賃貸オフィス仲介の三幸エステート㈱(東京都中央区銀座、武井重夫社長)調べによると、9月の市内オフィス空室率は前月比0・02ポイント減の2・58%だった。3カ月連続の低下で、今年1月に記録した95年の統計開始以来の最低値に並んだ。
規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月比0・2ポイント増の1・9%、100坪以上200坪未満の大型ビルが同0・3ポイント減の1・2%、50坪以上100坪未満の中型ビルは同0・3ポイント減の4・0%だった。主要エリア別では、博多駅前が前月比0・1ポイント減の1・9%、呉服町が前月比0・4ポイント増の2・4%、天神が同0・1ポイント増の2・0%。募集賃料は前月から308円上昇し坪当たり1万1347円となった。5カ月連続の上昇で、2009年2月と同水準。
同社福岡支店では「移転ニーズは引き続き旺盛だが、需給バランスが極めてひっ迫した状況にあるため、これまで移転先候補の対象とならなかったグレードのビルや、定期借家契約の物件への移転も出始めている。天神ビッグバンが本格的に動き出し、移転先確保が進むことで、プロジェクトの進ちょくに拍車がかかるものと期待される」と分析している。
2018年11月20日発行