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10月から酒蔵見学会を開始  小林酒造本店


来年4月末まで

清酒「萬代」などを製造する㈱小林酒造本店(粕屋郡宇美町宇美2丁目、小林弘社長)は10月1日から本社敷地内の酒蔵で一般客向けに酒蔵見学会を開始した。

地元の一般顧客の要望で5年前から酒造りの期間に合わせ毎年10月から4月末までに実施しているもの。見学会は月、火、木、金曜日の午前10時から午後5時まで。事前予約制で対応参加人数は5人以上。参加費は無料で、主に日本酒の仕込み蔵、タンク、充填機(じゅうてんき)での瓶詰め工程などを見学できる。所要時間は約45分で見学後は敷地内の店舗で試飲もできる。平田慎一製造部長は「多い時は1日約70人が訪れている。ここ数年で東南アジアの観光客が多く訪れるようになった」と話している。

同社は1792年創業。86年11月設立。資本金3072万円。従業員25人。製造の約7割を日本酒が占め、同酒の年間出荷量は約1000石。今年9月の「第6回福岡県酒類鑑評会」では清酒「萬代 純米大吟醸」が純米大吟醸酒の部で福岡県議会議長賞を受賞。小林社長は福岡市中央区出身。1946年8月21日生まれの71歳。一橋大学経済学部卒。88年に8代目社長に就任。趣味はゴルフ、読書。

2017年10月17日発行