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10月、持ち株会社体制へ移行 ヤマエ久野


週刊経済2021年6月22日発行

「ヤマエグループホールディングス㈱」設立

食品関連と住宅関連を軸とした九州最大手の独立系総合問屋、ヤマエ久野㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、大森礼仁社長COO)は、10月1日に単独株式移転で持ち株会社「ヤマエグループホールディングス㈱」を設立する。
ヤマエ久野では現在、2020~22年度の中期経営計画「NEW STAGE 2022」に取り組んでいるが、新型コロナの影響で先行きが不透明な状況が続いており、少子高齢化やポストコロナへの適応も含め、今後機動的な経営戦略の見直しが必要になると予測。持ち株会社体制への移行で、①グループ経営機能強化による企業価値の最大化②意思決定の迅速化による競争力強化③経営資源の有効活用によるシナジー最大化④コーポレートガバナンス強化を図り、グループ経営をさらに高度化させ、持続的な成長の実現を目指す。6月25日開催予定の定時株主総会などを経た上で正式に決定する。
持ち株会社の代表取締役会長兼社長には網田日出人代表取締役会長CEOが就任予定。ヤマエ久野は株式移転で持ち株会社の完全子会社になるため、株式上場廃止となるが、持ち株会社は東京証券取引所市場第一部と福岡証券取引所に上場申請する。持ち株会社設立後は、ヤマエ久野の子会社などの一部を持ち株会社の子会社などとして再編する方針。