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10周年記念館が完成  福岡女学院看護大学    看護シミュレーションセンター設置


 福岡女学院看護大学(古賀市千鳥1丁目、片野光男学長)が、周年事業として敷地内に総工費約5億9000万円をかけて建設している、看護シミュレーションセンターを備える「10周年記念館」が完成した。
 看護実践能力育成を図るためシミュレーションセンターを設置するもの。場所は学内西側の国立病院機構福岡東医療センター隣接地で建物は3階建て、延べ床面積は2046平方m。1階には現在の食堂を移設、2、3階がシミュレーションセンターとなる。8月4日の引き渡し後、館内を整備し、9月に開館する。同学では「近年、実習現場での学生による看護実践が難しくなってきている。看護実践能力を育成するには、できる限り現場に近い環境を作り、課題を学生同士で討議し、安全な環境下で試行と失敗から学ぶ シミュレーション教育が効果的。本学では、すでにアクティブラーニングを取り入れているが、今回、九州では数少ない看護シュミレーションセンターを設置することで、従来の講義・演習型の教育から、学生主体による課題解決型の教育へと移行しやすい環境を整え、実践教育の充実を図る」と話している。