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10億円をかけ西区小戸2丁目に温浴施設  西部ガス


温浴施設事業に本格参入

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は12月13日、同市西区小戸2丁目に岩盤浴や露天風呂などを備えた温浴施設「ヒナタの杜 小戸の湯どころ」をオープンした。温浴施設事業の第1号店。
「西部ガスグループ中期経営計画」に基づくガス事業以外のグループ事業拡大の一環。温浴事業はエネルギーを中心としたくらし関連サービスを提供する同グループと親和性が高く、シナジーも期待できることから本格参入した。総工費は約10億円。運営はグループ会社の㈱ヒナタの杜(松田和久社長)。場所はホームセンター「コーナンめいのはま店」北側の駐車場で、鉄骨2階建て延べ床面積2300㎡。1階には都市ガスで沸かす内湯や露天風呂など6種類の風呂のほか、「回転寿司」を導入したビュッフェレストランも併設。2階の温暖ルームには岩盤浴や床暖房、暖炉を備えたほか、約6000冊の雑誌や漫画を取り揃え家族がゆっくりとくつろげるスペースとなっている。料金は入浴のみが850円(土日祝日は900円)、温暖スペースのセット利用は1600円(同1700円)。年間来場者は35万人、売上高は約5億円を見込んでいる。
同社では「今後の結果を見ながら、場所や条件などが合えば2号店の展開も視野に入れている」と話している。
運営会社のヒナタの杜は2019年4月設立。資本金は1億円。西部ガスが70%、温浴施設運営のツルカメO&E㈱(高松市、須賀豊社長)が30%出資。

2019年12月17日発行