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10・1%増の176億6100万円 福岡市内4百貨店の7月売上高


週刊経済2022年9月6日発行

10カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の7月売上高は、前年同月比10・1%増の176億6100万円で10カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会発表の「百貨店売上高」概況によると商品別では、ラグジュアリーブランドが活況の身の回り品が43億6700万円(21・3%増)、雑貨が42億6700万円(20・5%増)で前月に引き続き好調で、衣料品が32億9900万円(3・3%増)、食料品が44億2300万円(1・2%増)、食堂・喫茶が1億6700万円(16・5%増)だった。家庭用品(3億3500万円、7・7%減)では、帰省で家族が集まるのに伴い、和洋食器やキッチン用品を新しく購入する動きなどもあった。(金額は10万円以下を四捨五入)。
福岡を除く九州・沖縄の百貨店(13店舗)では187億3300万円(0・7%減)で4カ月ぶりのマイナスとなった。商品別では、食料品が72億2800万円(3・5%減)、衣料品が45億4300万円(3・2%減)、雑貨が30億2700万円(7・4%増)、身の回り品が23億3千万円(1・3%増)、家庭用品が8億4800万円(0・8%減)、食堂・喫茶が4億800万円(0・2%増)だった。
さらに全国の売上高は、9・6%増の4391億円と5カ月連続で増加した。月間の平均値で見れば回復基調が続いており、特に月前半はバーゲンの開始により好調な滑り出しだった。一方で、新型コロナウイルス感染急拡大や猛暑を要因とした主要顧客層の外出自粛の影響もあった。第7波の感染拡大が続く中元商戦後半は、デパート各社のECサイトにおける販売などWEBを中心に健闘し、ほぼ前年並みで推移した。

表はこちらから。