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1株を2株に株式分割 大石産業
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週刊経済2024年10月9日発行号
株主優待制度も拡充
産業用包装資材メーカーの大石産業㈱(北九州市八幡東区桃園2丁目、山口博章社長)は10月1日、普通株式1株を2株に分割する株式分割を実施した。
投資単位当たりの金額を引き下げることで、より投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大ならびに株式の流動性向上を図る。9月30日を基準日とし、同日最終の株主名簿に記載または記録された株主の所有する普通株式を分割。今回の実施で増加した株式数は466万4千株で、分割後の発行済株式数は932万8千株となった。発行可能株式総数は増減なしの1320万株。資本金の額に変更はない。これに伴い株主優待制度を変更。従来は保有株式数が100株以上1千株未満でクオカード千円分、1千株以上で3千円分を贈呈していたが、100株以上500株未満で千円分、500株以上1千株未満で2千円分、1千株以上で3千円分に拡充した。また、長期保有期間での加算額を新設。5年以上10年未満の継続保有で1千円分、10年以上で2千円分が加わる。
同社では「株主優待制度の拡充は、投資魅力をさらに高めることで、より多くの皆さまにより長い期間にわたり支援いただくのが目的」と話している。
同社は1947年2月設立。資本金4億6640万円。2024年3月期売上高は219億6400万円。従業員346人。1980年5月福岡証券取引所に上場、2022年4月東京証券取引所第二部(現スタンダード)上場。