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1月の市内オフィス空室率は4・03%  三幸エステート調べ    7カ月連続で最低値を更新


 賃貸オフィス仲介の三幸エステート株式会社(東京都中央区銀座、種田充博社長)調べによると、1月の市内オフィス空室率は前月比0・15ポイント減の4・03%で、95年1月の統計開始以来の最低値を7カ月連続で更新した。
 規模別では、基準階貸付面積が200坪以上の大規模ビルが前月から0・3ポイント減の2・1%、100坪以上200坪未満の大型ビルが増減なしの3・5%、50坪以上100坪未満の中型ビルは0・1ポイント減の7・3%となり、大規模、中型ビルが統計開始以来の最低値を更新。主要エリア別では、博多駅前が前月から0・1ポイント減の3・0%、呉服町が同0・3ポイント減の2・6%、天神が0・3ポイント減の4・2%で、駅前、呉服町ともに最低値を更新した。募集賃料は前月から56円安い坪当たり1万412円。1万500円を目前に小幅な変動が続いている。
 同社では「2010年7月の15・36%をピークに緩やかな低下基調が続き、3%台を目前にしている。テナントの拡張移転意欲は強いものの、受け皿となる大型空室が極めて少ないことから、館内増床や分室開設にとどまるケースが大半を占めている。今後も募集床不足が解消される見込みは薄く、18年完成予定の紙与博多中央ビルに多くの引き合いが集まっている」としている。