１日５００円の「ワンコインスペース」開放 　県中小企業センター

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予約不要、Ｗｉ – ｆｉ完備

公益財団法人福岡県中小企業振興センター（福岡市博多区吉塚本町）は６月１５日から、貸し会議室を１日５００円で区画貸しする「ワンコインスペース」の開放を始めた。
新型コロナウイルスの影響で貸会議室の需要が急減し、稼働率が低迷する現状を受けて、法人や団体ではなく「個人」をターゲットとする新たな利用形態を取り入れた。１日５００円で午前９時〜午後５時まで利用でき、途中入退出も可能。予約不要で１人につき１テーブルが利用できる。会議室にはＷｉ―ｆｉを完備、コンセントも利用でき、お茶（２８０ｍｌ）も１本サービスされる。仕事に集中するコワーキングスペースとしての需要のほか、Ｗｅｂ会議やテレワーク場所としての利用も見込んでいるという。
恒吉隆裕事務局長は「空いている会議室の有効活用のためのアイデアだが、テレワークやＷｅｂ会議などの昨今のニーズにマッチしていると思う」と話し、「配信動画の制作場所としても、是非利用してほしい」と呼びかける。周囲から景色を切り離すバックパネルも３３０円で貸し出しているという。

2020年6月23日発行