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1億5000万円投じ本社工場拡張 ナサ工業


生産能力2倍に

昇降機関連の部品、外装などを製造するナサ工業㈱(糟屋郡須恵町、長澤貢多社長)は本社工場を拡張し、7月上旬から稼働を開始した。投資額は1億5000万円。

エレベーターが昇降するレールを壁に固定する金属部材「ブラケット」の生産拡大を図るもの。同部材の生産能力は、現在の2倍の1日約1000個となる計画。本社工場の既存部分は敷地面積3225㎡。2階建てで、延べ床面積は4983㎡。拡張部分は既存工場の隣接地で、建物は平屋建て、延べ床面積は774㎡。長澤社長は「製造する金属部材は医療機器向け製品としての需要も見込んでいる」と話している。

同社は1974年10月設立。資本金1500万円。従業員数は約90人。17年3月期売上高は約12億6000万円。

2017年8月8日発行