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1・5億円投じ須恵町の本社跡地に新工場 ベルテクネ


水産機械分野を強化

精密板金加工事業などのベルテクネ㈱(粕屋郡須恵町大字上須惠、鐘川喜久治社長)は、約1・5億円をかけて本社敷地内に新工場を建設している。2月から着工しているもので、完成予定は6月末。

本社移転計画の一環で、注文が増加傾向にある水産養殖機械や金属加工事業部における溶接部門の生産能力を高める。場所は現本社向かいの旧本社跡地。延床面積は約980㎡。今後は水産機械事業部が使用する工場の範囲を広げることで、国内トップシェアを占める養殖マグロの餌やり機械を中心に今後は付加価値の高い製品開発にも取り組んでいく。同社では「ここ数年、水産養殖機械の注文が殺到している。現時点で売り上げのシェアが高いのは主力の精密板金加工事業だが、今後は水産機械事業部の養殖機械分野にも積極的に取り組んでいきたい」と話している。

同社は1914年5月創業。資本金は6310万円で、従業員数は87人。

2018年3月13日発行