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黒須康宏社長がCEOに内定 ロイヤルHD


3月27日の取締役会で正式決定

ロイヤルHD(福岡市博多区那珂3丁目)は、黒須康宏社長兼COOが最高経営責任者(CEO)に就任することを内定した。菊地唯夫代表取締役会長兼CEOは代表権のある会長職に専念する。3月27日開催予定の株主総会、および取締役会の承認で正式決定する。
厳しい経営環境が取り巻く中、経営ビジョンの実現に向け、意思決定の迅速化につながる経営体制に変更するもので、菊地会長は取締役会議長に専任し、経営の執行と監督の実効性の向上を図る。
黒須社長は静岡県出身、1958年10月10日生まれの60歳、名城大商学部卒。82年6月ロイヤル(現ロイヤルHD)入社、2005年12月アールアンドケーフードサービス取締役管理部長、08年11月ロイヤルHD事業統括本部営業推進部営業推進役、09年1月アールアンドケーフードサービス取締役企画業務部長、10年4月ロイヤルHD管理本部副本部長、11年1月ロイヤルホスト副社長、16年3月から現職。

売上高は過去最高更新の1377億円

また同社の2018年12月期連結決算は、売上高が前期比1・6%増の1377億100万円、経常利益が同4・8%減の57億6500万円で増収減益となった。減益は10期ぶり。
閉店などで主力の外食事業の減収が影響したものの、空港ターミナル、高速道路などでの新規出店や既存店が好調だったコントラクト事業やインバウンド需要の影響で販売食数が伸びた機内食事業、新規開業効果のあったホテル事業が伸び、売上高は過去最高を更新した。
ただ生産性向上などを目的とした各種対策費の増加に加え、台風や地震といった自然災害が影響し、営業利益は同4・1%減の57億900万円、純利益は閉鎖店舗の固定資産の減損損失、災害損失など9億3600万円を特別損失に計上した影響で、同21%減の27億9100万円となった。
今期は売上高が1430億円(同3・8%増)、経常利益が62億円(7・5%増)の増収増益を見込んでいる。

2019年2月26日発行