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麻生医療福祉専福岡校に「こども保育科」を新設 麻生塾
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週刊経済2022年2月1日発行
校内に事業所内託児所も併設
麻生情報ビジネス専門学校や麻生公務員専門学校福岡校など県内12専門学校を運営する学校法人麻生塾(福岡市博多区博多駅南2丁目、麻生健理事長)は、今年4月から麻生医療福祉専門学校福岡校(同)に2年課程の「こども保育科」を新設する。
同校には保育者育成を目的とした「こども未来学科(3年課程)」が存在しているが、近年の慢性的な保育士不足を背景に、「3年課程の地域や現場とつながるカリキュラムを生かして、短期間で即戦力となる保育士の育成を行うために2年課程を設置した」(同塾広報グループ)としている。定員は50人で、入学希望者の基礎力やニーズに合わせて、3年課程と2年課程から選択できるという。また、同校内には事業所内託児所「ASOはぐみらい保育園」を開設しており、公式保育事業所と併設することで、より実践的な現場教育と知識、技術の修得を目指す。同保育園のフロア面積は76・8㎡。定員は20人で、保育園の運営は同塾が行う。
こども保育科新設後は、こども未来学科設置26年間で培った保育者育成ノウハウをカリキュラムに反映。学内保育園や付属幼稚園を有する事業所や他地域の保育園・幼稚園と連携することで、さまざまな保育現場を体験。2年間で保育士と幼稚園教諭免許の取得を目指す。同校では「保育士不足の解消とともに、待機児童解消に貢献できるよう一人でも多くの優秀な保育士、長期間活躍し続けることができる保育士を育成していく。今後も保護者の方々が安心して働くことができる社会を支える保育者育成に取り組んできたい」と話している。