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鹿児島中央駅西口に11階建て複合ビル着工 JR九州


週刊経済2021年11月30日発行

2023年春の開業予定

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は11月18日、鹿児島中央駅の西口エリアにオフィスをはじめとした11階建ての複合ビルを着工した。2023年春の開業予定。
同社では2004年の九州新幹線部分開業を機に進めてきた鹿児島中央駅周辺での街づくりを同駅西口エリアにも広げていくため、西口の自社用地約9500㎡で複合ビルや住居などの開発計画を進めている。今回はそのⅠ期開発として新たなランドマークとなるオフィス・商業ビルとそれに直結した自走式立体駐車場からなる「鹿児島中央駅西口複合ビル(仮称)」を建設するもの。オフィス・商業ビルは鹿児島中央駅直結の高い利便性を生かし、オフィス賃貸面積が約4千坪(約1万3200㎡)、1フロアあたり約600坪(約1980㎡)の鹿児島エリア最大級のオフィスビルを整備するとともに、地域住民やオフィスワーカーにとって利便性の高い商業施設を整備する。また、BCP対策や感染症対策、環境負荷軽減(脱炭素)対応、ICTの活用を施した鹿児島エリア最新鋭の施設を目指す。
同ビルは敷地面積が約6400㎡。延べ床面積が約3万1600㎡で、うちオフィス・商業ビルが2万6200㎡、立体駐車場が5400㎡。ビルは1~3階が商業施設(店舗賃貸面積は約5280㎡)、4~10階がオフィスで、11階は空調設備などの設備スペースとなる。立体駐車場は自走式の5層6段で収容台数約240台。
住居などのⅡ期開発はⅠ期開発開業後の工事着手を予定し、定住人口増加によるにぎわいの拡大を目指す。