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鹿児島にグループ初のバイオマス発電所 自然電力グループ


21年夏の完成目指す

自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)は、鹿児島県さつま町にグループ初の木質バイオマス発電所を建設する。着工は5月で2021年夏の完成を目指す。
施設名は「さつま町バイオマス発電所」で、燃料の木質チップは併設するグループの「さつま町バイオマス燃料合同会社」が製造する。1月16日には、チップの大部分を地域の未利用木材約3万トンを活用していくことを含め、さつま町と立地協定を締結。年間発電量は一般家庭4500世帯の年間使用電力量に相当し、発電した電力は九州電力に売電するが、今後は自然電力が提供する「自然電力の電気」へ供給し販売していくことも検討する。
磯野社長は「地域の豊かな森林資源からエネルギーを作り、地元はもちろん、自然エネルギーの転換に意欲的な都市にも使ってもらうことで、地域と地域、地方と都市を繋げるきっかけにしたい」と話している。

2020年2月4日発行