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鶏卵相場低下で売上高は1%減の89億円 イフジ産業中間期


週刊経済2022年11月22日発行

経常は4期連続で過去最高

粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の2022年4~9月中間連結決算は、売上高が前期比1%減の89億2800万円、経常利益が同2・5%増の6億8900万円となった。中間期の経常利益としては4期連続で過去最高を更新した。
営業利益は同1・5%増の6億6800万円。純利益は同10・9%減の4億7500万円だった。主力の液卵関連事業では、販売数量が前期獲得した取引先や既存取引先への販売が順調に推移し、前年同期比3・6%増となった。液卵売上高は販売数量が増加したものの、鶏卵相場が前年同期に比べ10・9%低下したことに伴い、同2・9%減の77億4400万円となった。加工品売上高はゆで卵やプロテインの販売増で、同65・3%増の3億4600万円と伸び、その他の売上高も同15・3%増の3億1800万円だった。この結果、液卵関連事業全体の売上高は同0・6%減の84億900万円となった。セグメント利益は、販売数量の増加と鶏卵相場の低下に伴う仕入れ単価の低下、工場の生産効率の向上や歩留まりの向上で製造コストの削減に努めたことなどから同2・9%増の6億3100万円となった。
子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では、売上高が同0・5%増の5億9千万円。セグメント利益は、採用関連費用などの販売費や一般管理費の増加で、同19・8%減の2700万円となった。
通期売上高は同3・6%増の180億5900万円、経常利益は同0・1%増の13億5800万円を見込んでいる。