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鶏卵相場上昇と価格改定効果で増収増益に イフジ産業 売上高は131億円
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粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井宗徳社長)の2015年3月期連結決算は、売上高が前期比3・8%増の131億3000万円、経常利益が同45・4%増の5億3100万円の増収増益となった。
前期は鶏卵不足から一昨年秋以降に相場が急騰し減益を強いられたが、今期は鶏卵相場の上昇や販売価格の改定の効果などで収益とも好調な伸びを示した。営業利益は同53・4%増の5億1700万円、当期純利益は同64・5%増の3億8800万円。主力の鶏卵関連事業では、鶏卵相場が前期比で4・1%(約8円)高く推移した影響や販売価格の改定の効果などで、売上高は同4・3%増の119億5100万円となった。
このうち液卵売上高が同5・3%増の112億4900万円、加工品売上高が同6・2%減の4億6100万円、その他の売上高か同17%減の2億4000万円だった。セグメント利益は販売価格の改定や夏場の原料買い付けが概ね順調に推移したことなどで、同96・7%増の4億4400万円となった。
子会社の日本化工食品株式会社の調味料関連事業では主に既存商品の販売が減少していることから、売上高は同0・1%減の11億4500万円となった。セグメント利益は、原材料価格の上昇や製造ラインの変更に伴う工事費用の増加などで同37%減の6000万円となった。
今期の見込みは、売上高が同1・8%増の133億7100万円、経常利益は同20・4%増の6億4000万円。営業利益は同24・9%増の6億4500万円、当期純利益は同8・1%増の4億1900万円を見込んでいる。