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鳥栖駅前に世界チェーンの9階建てホテル建設  VGインベストメント    総事業費10億円、来年6月開業


 VGインベストメント株式会社(佐賀県鳥栖市、今畠利幸社長)は、約10億円をかけ、JR鳥栖駅前に、米国の世界的ホテルチェーン・ベストウェスタンの加盟ホテル「ホテルベストウェスタントス」を建設している。来年6月にオープンする。
 同ホテルチェーンの国内加盟ホテルは、来年6月までに全国で7カ所オープンするが、そのほとんどは既存ホテルの改築オープンで、新築物件としては、同ホテルが初めて。鳥栖駅前ロータリーに面した場所に、9階建て・136室のホテルを建設する。敷地面積は約1,000平方m、建築面積は約470平方m、延べ床面積は約4,000平方m。1階はフロントとレストラン(60席)、2階が会議室3室とシングル7室、障害者対応客室3室、3階から9階がそれぞれシングル16室、ツイン2室で構成する計画。ホテル外観デザインはドイツの著名な産業建築デザイナー、フォン・ガルニエー氏に依頼するという。客室面積をシングル15.88平方m、ツイン27.76平方mと広めにとり、ビジネスホテルより高質でシティホテルより手頃な中料金体系(シングル7,000円、ツイン1万2,000円)を設定する。これにより、「部長クラスの出張ビジネスマンを主なターゲットに、これまで福岡市内都心部に宿泊していた利用客の取り込みを狙う」(同社担当者)としている。稼働率は、月平均70%、年間売上高で4億円を目指す。同社では、今回のホテル建設で、鳥栖駅周辺の活性化と世界への「鳥栖」の発信を狙う。
 同社は、主に同ホテルの運営を目的に、今年1月15日設立。資本金は1億5,500万円。
 ベストウェスタンホテルチェーンは、米・アリゾナ州、フェニックスに本社を置き、加盟ホテルを世界80カ国で約4200棟展開している。