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魚のサブスクリプション事業に注力 ベンナーズ


凍結機器など500万円設備投資

水産物流プラットフォーム開発の㈱ベンナーズ(福岡市中央区大名2丁目、井口剛志社長)は、食用魚の個人向けサブスクリプション事業に注力する。
今年9月に同サービスを開始しており、サービス名は「FISHLLE(フィシュル)」。水揚げ量が少ない時や傷が付いているものなど通常の流通に出回らずに処分される「未利用魚」を活用し、4千円〜6千円(送料込み)で調理しやすく加工した魚を契約した個人に毎月10人前届ける。サービス開始の1カ月間で県内を中心に200件の注文があり対応が追いつかないことから、来年1月をめどに500万円を投資して凍結機器や人員拡充を図る。井口社長は「設備投資と並行して、同事業商品の対面販売を百貨店などで来年1月に計画している」と話している。
井口社長は、1995年5月26日生まれの25歳。長崎県長崎市矢上町出身。ボストン大学卒。趣味は温泉。同社は、2018年4月設立。資本金は4500万円。売上高は6千万円(20年10月期)。従業員数は5人。

2020年11月24日発行