NEWS

高速船クイーンビートルを日本籍化 JR九州高速船


週刊経済2022年1月12日発行

国内観光運航事業強化へ

海上運送事業のJR九州高速船㈱(福岡市博多区沖浜町、水野正幸社長)は3月、高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」をパナマ船籍から日本船籍に変更する。
日本籍化により博多港以外の寄港を可能にし、国内の観光運航事業を強化する。コロナウィルス感染症防止の水際対策のため、2020年3月から福岡―釜山間の国際運行ができず、博多港発着の福岡湾、糸島沖、沖ノ島を周遊する3コースのみ運行していた。変更を機に、周遊するエリアを九州北岸に拡大するという。
小川仁取締役は「クイーンビートルは移動から楽しんでもらうことをコンセプトに、ラウンジやキオスク、免税店を設けている。国際線が再開するまで期間限定の国内遊覧コースを多くの人に楽しんでもらいたい」と話している。
同社は2005年8月設立。資本金1億円。決算期3月。従業員数69人。