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高速バス福岡~大分線、福岡空港国際線に乗り入れ開始 西日本鉄道


週刊経済2021年10月5日発行

所要時間約2時間15分、1日6往復

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は11月1日、福岡と大分市内を結ぶ高速バス福岡~大分線「とよのくに号」の一部便で福岡空港国際線への乗り入れを開始する。
大分市内~福岡空港間はこれまで公共交通機関を利用する場合、乗り継ぎが必要だったが、高速バスの乗り入れで利便性向上を図るもの。所要時間は大分・中央通り(トキハ前)~福岡空港国際線間が約2時間15分。従来はスーパーノンストップのみ平日が24往復、土日祝日が28往復運航していたが、それぞれ1日6往復を福岡空港経由に割り当てる。大分市内~福岡空港(国際線)間は西鉄天神高速バスターミナル・博多バスターミナルと同料金で、片道が3250円、往復の場合が片道あたり2880円。4枚回数券の場合、1枚あたりが紙回数券で2500円、web回数券で2300円とさらに割安となる。九州島内などのバスがほぼ乗り放題となるフリーパスチケット「SUNQパス(北部九州、全九州)」の利用も可能。
また、同日から、福岡~大分線の一部便においても追加料金500円で隣り合う2席分の座席を確保することができるダブルシートサービス「プラス1シート」を導入。同社では、「新型コロナの影響でバス事業は非常に厳しい状況が続くが、ワクチンの普及に伴い、観光やビジネス利用が少しずつ活発化することが期待されている。お客さまの安全・安心に取り組むと同時に、アフターコロナを見据えたサービスの向上に努めていきたい」と話している。