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高濃度アルコールを発売  篠崎


新型コロナ対策支援で

酒造メーカーの㈱篠崎(朝倉市比良松、篠崎博之社長)は4月23日、高濃度アルコールスピリッツ「ALC66 レッド」を発売した。
消毒を目的としたアルコールの供給がひっ迫している状況を受け商品化。米や麦の焼酎を再度蒸留することで、一般的な消毒液と同等の66%までアルコール濃度を高めた。スピリッツに分類される。同社WEBサイトでの価格は、500mlボトルの6本セットで9240円(税込み)。ほかに全国の量販店、酒販店などで販売し、医療機関などへの寄付も実施した。5月末までの出荷分で20万本を製造しており、今後の製造については動向を見て判断する。
同社では「2017年の九州北部豪雨の際には当社も被害を受け、多くの方々から支援をいただいた。恩返しをしたい気持ちもあり、当社が持つ原料や製法のノウハウを用いて、感染症対策に寄与できればと考えた。全国から多くの問い合わせをいただいている」と話している。

2020年5月26日発行