高校の探究学習を支援　テレビ西日本

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週刊経済2023年5月2日、9日合併号

東京のＩＴベンチャーと業務提携

㈱テレビ西日本（福岡市早良区百道浜２丁目、河野雄一社長）は９月をめどに、県内高校の探究学習を支援する取り組みを開始する。
今年の開局６５周年記念事業の一環で、プロジェクト名は「とびうめ探究」。２０２２年度に全国の高校で必修化された科目「総合的な探究の時間」に関連する内容で、県内企業の取り組みを探究コンテンツとして高校生に提供し、生徒は課題について考え、解決するための分析や協働を進めていくもの。３月２７日に同学習の支援プラットフォーム「Ｔｉｍｅ Ｔａｃｔ」を提供する㈱Ｓｔｕｄｙ Ｖａｌｌｅｙ（以下・ＳＶ 東京都江戸川区中葛西５丁目、田中悠樹社長）と業務提携を締結。同プラットフォームには教材や提出物の配信・管理、生徒の学習進捗管理機能などがあり、ＳＶ社は高校に対してサービスの導入を提案する。テレビ西日本は探究コンテンツとして掲載するスポンサー企業を募る。すでに衛生環境関連サービスの㈱糸島環境開発（糸島市荻浦、渋谷真奈美社長）、コンサートステージの照明演出などを手掛ける㈱エスエルアイ（粕屋郡宇美町貴船４丁目、井上忠社長）など数社が決まっており、１年間で１０社のスポンサー獲得、１０校へのプロジェクト導入を目指す。
同社では「課題の解決に向けて情報を収集・整理・分析し、周りと意見交換しながら社会で求められる思考力や判断力、表現力を育んでもらえれば」と話している。