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骨格検出システムに機能を追加 ネクストシステム


過去の動画からも検出可能に

ソフトウェア開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻3丁目、藤田義生社長)は12月26日、Webカメラで撮影されたスポーツ映像などからリアルタイムで人の骨格情報を検出するシステムに新機能を追加した。
このシステムは市販のWebカメラで撮影された人の映像から体の関節25カ所と顔のパーツ5カ所の座標を検出するというもので、スポーツのフォームチェック、バーチャル映像の制作、工場内の異常検知などに使用したい企業向けに昨年11月から販売している。今回は過去に撮影した動画・静止画からも骨格を検出する機能や従来は2台必要だったWebカメラについて骨格を平面で捉える2次元の座標であれば1台で検出可能にする機能、精度重視か速度重視かを使用者が切り替えられる機能の3つを新たに搭載した。研究用にすでに撮影していた過去の映像からも検出できるようにしたいなどの要望があったことから機能の追加を実施した。
今後は奥行きを捉える3次元の座標も1台のカメラで検出できる機能の搭載や、システムをスマートフォンでも使用できるよう改良を続けている。同社は「11月のシステム発売から、スポーツ分野のフォーム解析や監視カメラへの組み込み、バーチャル映像の制作など約300件の問い合わせがあった。さらに使いやすくなるよう改良を続けていく」と話している。
同社は2002年8月設立。資本金8075万円。従業員数55人。

2019年1月16日発行