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駐車場関連事業好調で売上高6・4%増 トラストHD 中間期


採算改善で経常益は黒字転換

トラストホールディングス㈱(福岡市博多区博多駅南5丁目、喜久田匡宏社長)の2018年12月の連結中間決算は、売上高が前年同期比6・4%増の59億800万円で増収、経常利益が7300万円(前年同期は5900万円の経常損失)で黒字転換した。
売上面は、主力の駐車場事業で収益性を重視した新規駐車場開発に注力し、特に駐車場小口化商品「トラストパートナーズ」として商品化が可能な駐車場の開発を推進。駐車場数は前年同期比38カ所増、車室数も同1636車室増、前年同期比7・5%増となった。関連する駐車場等小口化事業では、昨年12月に「トラストパートナーズ第10号」(長崎県佐世保市、販売総額7億8000万円)を組成、完売した結果、前年同期比62・9%増となり増収に寄与した。利益面では、タイムリーな料金改定などの既存駐車場活性化と合わせ、低採算駐車場の条件見直しおよび閉鎖を実施。また、水素水販売のウォーター事業で広告宣伝関連費用を抑制し、定期顧客の確保に努めた結果、全体の黒字転換につながった。営業利益は前年同期比2・7倍の6500万円、親会社株主に帰属する上半期純損失は5300万円(前年同期は1億7100万円の純損失)となった。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比微増の150億円、営業利益が同微増の7億1000万円、経常利益が同0・6%増の5億1000万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同51・5%増の1億7000万円で増収増益を見込んでいる。

2019年2月19日発行