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駆け込み需要などで中間決算増収増益 ヤマシタヘルスケアHD
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通期も減益から増益に予測転換
医療機器、消耗品販売のヤマシタヘルスケアホールディングス㈱(福岡市中央区渡辺通り3丁目、山下尚登社長)の2020年5月中間決算は、売上高が前年同期比12・6%増の330億9200万円、経常利益が約2・8倍の5億8200万円の増収増益だった。
消費増税の駆け込み需要を軸に設備工事や医療機器などの受注が拡大した。事業別売上高は、一般機器分野がMRIなどの画像診断機器や超音波診断装置などの医療機器備品が好調で48・2%増の57億3400万円、一般消耗品分野が医療材料管理効率化やコスト削減などの提案型営業の強化で1・3%増の110億300万円、低侵襲治療分野が電子内視鏡システムなどの内視鏡備品や手術用医療材料などが好調で0・4%増の82億5500万円、専門分野が病理検査機器などの理化学備品や透析用機器が伸びて0・4%増の54億5900万円、情報サービス分野が新築立て替えの設備工事案件などが増え約3倍の24億4400万円だった。通期では期首予想を売上高1・9%、経常利益40・9%上方修正。売上高が前年同期比3・7%増の637億8000万円、経常利益が3・5%増の6億3900万円とし、期首予想を減益から増益に転換した。同社では「主力事業の通期売上高が期首予想を上回ることが見込めるため、上方修正した」と話している。
2020年2月4日発行