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駅へのオープン型宅配便ロッカー設置を開始 JR九州


九州の鉄道事業者では初

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)は、10月3日の吉塚駅を皮切りに駅へのオープン型宅配便ロッカーの設置を開始した。九州の鉄道事業者では初の取り組み。

これは鉄道や駅利用者の利便性向上の一環。設置に伴い、通勤、通学の途中や早朝、夜間など、都合に合わせて宅配荷物を受け取ることが可能になった。また、インターネット通販拡大などに伴い増加している宅配における受取人不在による再配達を低減できることから環境負荷の軽減にも繋がると判断した。今後は他事業者の宅配ロッカー設置を含め、千早、二日市、九大学研都市の3駅に設置を拡大していく。

宅配便ロッカーの名称は「PUDO(プドー)ステーション」で、 Pick Up &Drop Offstationの頭文字をとって名付けた。設置事業者はヤマト運輸㈱と仏ネオポストシッピング社との共同出資会社、Packcity Japan㈱。ヤマト運輸の「クロネコメンバーズ」に登録済、またはヤマト運輸と連携するECサイト事業者での注文時に、PUDOステーションを受け取り場所に選択した人。 今後、他の宅配事業者の荷物受け取りにも対応していく予定。

2017年10月17日発行