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香港の不動産コンサル会社と業務・資本提携   シノケン   上海に独資企業を今秋設立


 賃貸住宅販売事業株式会社シノケン(福岡市博多区博多駅南1丁目、篠原英明社長)は、8月24日、中国で不動産コンサル事業を展開するベターハウスグループ(本社・香港、奥村尚樹董事長)と業務・資本提携した。今秋には上海に独資企業を設立、年内には自社物件の開発に着手する。
 日本国内の主要都市で事業を展開するシノケンが、海外進出を目的に提携したもの。同日付でシノケンはベターハウスグループに4,692万円を出資して、持ち株比率20.5%の株主となった。この資本提携に加え、中国の不動産市場の情報入手などの面でベターハウスの協力を受け、現地での業務展開を図る。
 篠原社長は「中国国内で不動産を入手するには独資企業を設立する必要がある。秋には会社を上海に設立する予定で、現地の物件も具体的に検証を進めている。年内に物件を立ち上げられれば」と話している。
 シノケンは1990年設立、従業員数は178人(グループ)、資本金は19億2,215万円。06年3月期の連結売上高は185億6,300万円。05年10月1日に株式会社シノハラ建設システムから社名を変更した。現在東京、名古屋、札幌、仙台に支店を展開している。