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香椎高校でECについての授業実施 Pear


来年1月まで

EC(Eコマース)事業やECサイト運営支援システムの開発を手がける㈱Pear(福岡市中央区大名1丁目、島井尚輝社長)は8月29日、福岡県立香椎高等学校(福岡市東区香椎2丁目)と共同でECについて学ぶ授業を開始した。
産学連携のキャリア教育として同校のファッションデザイン科と共同で実施するもので、同社が高校生向けの授業に携わるのは初めて。高校側もこれまで社会人招聘授業などの単発の講座は実施していたが、長期で授業時間を使って企業とカリキュラムを進めるのは初めてという。商品企画の授業の一環として、高校と同社のチームティーチングで授業を進める。同社はEC業者向けにECサイト運営支援システム「オムニコア」を開発しており、EC業者のサイト立ち上げや商品管理、顧客分析などをサポートしている。
生徒はECサイトのつくり方やマーケティングについての指導を受けながら衣服をデザイン・制作し、同社のサービスを活用して生徒独自のECサイトを立ち上げて販売するという実践型カリキュラムで学ぶ。アパレル業界でネットショップが増加する中、高校生にECの活用方法やネットでの販売戦略に関する専門知識を身につけさせることを目指す。ファッションデザイン科3年生の37人が参加する。期間は来年1月までで、週3時間のペースで授業を進めていく。
同社は「生徒たちにはマーケティングにつながる考え方も学んでもらう。ファッションを仕事とするための手段のひとつとしてECを活用してほしい」と話している。
同社は2017年8月設立。資本金3365万円。従業員25人。

2018年9月19日発行