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香椎浜3丁目の大型商業施設は年内にオープン 九州ジャスコ 福岡市初出店、年商見込は180億円
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九州ジャスコ株式会社(福岡市博多区博多駅南二丁目、松井博史社長)が核テナントとして入居する同市東区香椎浜三丁目の大型商業施設は、今年中にオープンする。
地場デベロッパー・福岡地所が今年三月から建設を進めているもので、十一月中に完成。九州ジャスコが核テナントで入居し、年内オープンを目指す。敷地面積は約六万三千平方メートルで、店舗面積は約三万四千五百平方メートル。建物は四階建で、一・二階が店舗、三・四階と屋上が駐車場となり、二千二百八十台が収容できる。名称は「イオン香椎浜ショッピングセンター」で、車で一時間以内の商圏人口を五十万人、二十万世帯に設定し、SC全体で約百八十億円の年商を見込んでいる。
同施設は、九州ジャスコで三十四店舗目、福岡県内では五店舗目。福岡市内では初めての店舗で、売り場面積のうち九州ジャスコが約半分を占める。同社にとっては穂波店(福岡県嘉穂郡穂波店)と並ぶ最大級の規模を持つ。また、同社が進める新しいタイプのGMS(ニューニューGMS)としては、パークプレイス大分店、若松店、都城店に次ぎ四店舗目となる。同社では、イオングループのダイヤモンドシティが粕屋郡粕屋町に建設を進めている「ダイヤモンドシティ福岡かすやショッピングセンター」(来年六月開店予定)にも出店することが決まっている。 同社広報室では「親会社のイオンでも都内に出店を進めており、福岡都市圏も十分出店可能な投資環境になった。ニーズも十分にあり、今後は北九州都市圏も含めて都市部の出店を強化する」と話している。なお、「ニューニューGMS」は高い天井と広い通路、集中レジなどを特徴とし、「これまでの店づくりを建物構造から商品展開まで見直し、お客様の視点から再編集して誕生した新しいタイプの店舗」(同広報室)と話している。
2003.08.12 発行 週刊経済より