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香住ケ丘4丁目に宅配弁当屋 福岡市在住の山根三知江さん


週刊経済2024年9月18日発行号

「ふれあいサロン」としても活用

福岡市在住の山根三知江さんは9月2日、同市東区香住ケ丘4丁目に空き家を活用した宅配弁当屋を開業した。
空家を福祉活動の場などに活用する福岡市社会福祉協議会の「社会貢献型空家バンク」を利用した取り組み。今年3月まで香住丘公民館の館長を務めていた山根さんが、自力で買い物に行くことが難しい高齢者などが増えていることからボランティアメンバーとともに宅配弁当屋「月の木弁当」をオープンした。場所は香住ヶ丘4丁目住宅街の一角で木造2階建て家屋の1階の一部分を借りている。毎月月曜、木曜日に30食分の弁当を製作し、宅配料込みの500円で販売。火曜日は同所で「ふれあいサロン」を開催し交流の場としても活用する。社会貢献型空家バンクの活用事例としては11例目。山根さんは「高齢者や子育て中の方、料理が苦手な方などさまざまな人に利用してほしい」と話している。