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首席領事に元札幌総領事館広報担当領事のジョン・テイラー氏 在福岡米国領事館


8月7日付で

在福岡米国領事館(福岡市中央区大濠2丁目)の首席領事に8月7日付で、在札幌米国総領事館で広報担当領事などを務めたジョン・テイラー氏が就任した。
テイラー首席領事は1967年10月18日生まれの51歳。空軍勤務の父を持つ家庭に生まれ、ワシントンDC近郊の高校を卒業するまでに5つの州を移り住んだ。ユタ州・プロボにあるブリガム・ヤング大学で学士・MBAを取得。米国空軍勤務を経て、01年に国務省入省。09年から12年まで在札幌米国総領事館で広報担当領事として勤務したほか、スウェーデン・ストックホルム、インドネシア・スラバヤ、ワシントンDC、アフガニスタン・カブール、ジンバブエのハラレでの勤務経験を持つ。日本との関係では87年に初来日し、所属する教会の代表ボランティアとして岡山、香川、徳島、広島で6カ月間過ごした。外交官として日本に勤務するのは7年ぶり2度目。趣味はボーリングとカラオケのほか、車での旅行が好きで、全米50州すべてと日本の28都道府県をすでに訪れている。
8月30日に福岡アメリカンセンター(在福岡米国領事館広報部=同市中央区天神2丁目)で着任会見したテイラー首席領事は就任の抱負について、「すでに築かれた強固なパートナーシップをもとに、より強固な日米間を構築すること」と述べた上で、「政治家やビジネスリーダー、研究者だけでなく、一般の人たちとも交流を深めていきたい」と述べた。また、全国に先駆け、福岡市で盛んなスタートアップについて、「米国と当地の起業家の皆さんとの広範囲なビジネスコミュニティづくりに全力を尽くしていきたい」と意欲を見せたほか、米軍と自衛隊との一体運用による日米同盟の重要性などに触れた。

2019年9月10日発行