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飲食店活性化の共同プロジェクトを開始 ふくやとエフエム福岡
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週刊経済2021年7月13日発行
「名店の味」を取り寄せ商品に
辛子明太子メーカーの㈱ふくや(福岡市博多区中洲2丁目、川原武浩社長)とラジオ放送業の㈱エフエム福岡(同市中央区清川1丁目、光富彰社長)は7月10日から、共同企画として九州・福岡の飲食店活性化プロジェクトを開始した。 プロジェクト名は「TABENTO(タベント)」で、九州・福岡の名店のメニューや名店監修による企画メニューを商品化するもの。ふくやは食品メーカーとしてのノウハウを生かし、商品開発や製造から販売まで対応。商品はふくやのECサイトや飲食店店頭で販売する。エフエム福岡はグルメ雑誌「ソワニエプラス」を発行しており、ラジオや雑誌と連動した集客や企画のブランド化を図っていく。各店を紹介するYouTube動画も制作する。飲食店はガイドブック格付け評価やコンテスト受賞店舗などからソワニエプラスがセレクトするほか、創業30年以上の老舗店舗、ロストグルメ(閉店した飲食店のメニュー)を対象としている。第1弾では「ビストロミツ」、「レストランKazu」、「オーグードゥジュール メルヴェイユ博多」、「御料理古川」、「福岡サンパレスホテル&ホール」の5店舗が参加。ソワニエプラスの発売日に合わせて2カ月に1回、5~6品を商品化し、22年5月の第6弾まで発売が決定している。ふくやの川原社長は「当社の持つ仕組みを使い、重要な産業であり文化である福岡の食を全国に伝えたい」、エフエム福岡の光富社長は「プロジェクトがひとつのビジネスモデルとして外食産業の支えになれば」と話している。