NEWS

飲食コンサルティング事業を開始 サワライズ


週刊経済2023年5月30日発行号

コロナ5類移行を機に

飲食店運営、介護事業などの㈱サワライズ(福岡市西区小戸2丁目、柴田耕治社長)は5月1日、飲食コンサルティング事業を開始した。
新型コロナウイルスの5類移行を機に、飲食事業者の支援を通じて業界の活性化につなげる狙い。事業名は「SAWARISE F&B business consulting」。飲食事業のコンサルティングや現場経験のある社員5人が、コンサルタントとしてヒアリングから出店計画、運営業務改善、販促、経営企画のサポートに携わる。市場調査、物件の検討や仲介、業績管理、インフラ設計、原価管理、売り上げと費用のバランス調整、SNSでの販促戦略など、店舗ごとの課題に対応する。法人が運営する店舗の場合、別部署から配属になった従業員のサポートなど本部へのコンサルも可能。契約後は、基本的にクライアントと月に1回定例会議をし、前回の振り返りや今後の動きについて検討する。契約期間は6カ月からで、個人店、チェーン店いずれも可能。料金は出店サポート、運営業務改善、販促サポートが税別5万円~、出店企画が同10万円~、業務計画構築や本部運営機能サポートなど一部の運営業務改善は同20万円~で、1店舗当たりの規模、依頼の数などに応じて変動する。年間利用店舗数は5~10店舗を目指す。同社では「長年飲食事業に携わっているメンバーのノウハウを生かし、コロナ禍以前のように飲食店を盛り上げたい」と話している。
同社は1914年12月設立。資本金は5510万3千円。従業員数は516人。2021年度売上高は77億円。