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飯塚市のchaintopeに追加出資 NCBベンチャーキャピタル
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週刊経済2023年10月31日発行号
運営するベンチャーファンドで
西日本フィナンシャルホールディングスグループの㈱NCBベンチャーキャピタル(同市中央区天神2丁目、井上一成代表取締役)は10月3日、運営する「NCBベンチャーファンド」において、ブロックチェーンの基盤技術開発・実装、その他SIサービス、技術コンサルティングを展開する㈱chaintope(チェーントープ、飯塚市幸袋、正田英樹代表取締役)に追加出資したと発表した。
同社への出資は2021年9月以来、2度目。同社は2016年12月設立。資本金2億7001万円(今年9月現在)。ブロックチェーンの管理や運用上の問題を解消した2層構造となる基盤技術「Tapyrus(タピルス)」を独自開発し、SDGsなど社会的な意義の高い取り組みを行う政府・自治体や民間企業にブロックチェーンの基盤技術を提供している。最近では、同社の特許技術(データ圧縮技術や秘匿化技術)が活用された「秘匿化トレーサビリティAPI」を用いて、学校や民間企業と連携し、ペットボトルキャップのサーキュラーエコノミー(循環経済)構築の実証実験を行うなど、今後のさらなる事業拡大が期待されている。
NCBベンチャーキャピタルは2020年5月に西日本シティ銀行の子会社として設立。同年秋からベンチャーファンドの運営を開始し、現在スタートアップを対象とする2つのファンドを運営。NCBベンチャーファンドは地域産業の発展・雇用の創出に資する、幅広い業種のベンチャー企業や第二創業企業の成長を支援するため、2020年9月に運営を開始した。ファンド総額は20億円。存続期間は10年。