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飯塚市の鯰田工業団地内に新工場  ジャパンパイル    事業費38億円、40人採用


 総合基礎建設会社のジャパンパイル株式会社(東京都中央区日本橋、黒瀬晃社長)が、飯塚市の鯰田工業団地内に建設していた福岡工場が7月10日に完成した。
 関東や関西、中部など本州エリアの同社工場で生産、輸送している建物の基礎に使われるコンクリートパイルの大径杭と高強度杭を福岡でも生産し、九州全域への供給を強化するために新工場を建設したもの。県内初の生産工場で、総工費は土地購入代を含め約38億円。
 飯塚市鯰田の国道200号バイパスおよび国道201号に近接している工業団地内。敷地面積は6万3148平方m、平屋建てで延べ床面積は9601平方m。生産能力は年間10万トン規模となる。新規雇用人数は製品を製造、出荷開始する11月までに40人を予定している。同社では「飯塚市をはじめ、その近郊での積極雇用を優先し、地域活性化につなげたい」と話している。
 同社は05年4月設立。資本金54億7000万円。福島、茨城、山梨、岡山、山口、佐賀県など9カ所に生産工場を展開している。15年3月期の連結売上高は671億6900万円。従業員数は今年3月末時点で1579人。