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飯塚市とフレイル予防の実証事業で連携協定 福岡地域戦略推進協議会
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SMBCや福岡ソフトウェアセンターが参画
福岡地域戦略推進協議会(福岡市中央区天神1丁目、麻生泰会長)は3月15日、飯塚市と加齢とともに心身の活力が低下した状態「フレイル」の予防実証事業において連携協定を締結した。
民間資金を活用した官民連携による社会課題解決の手法の一つ「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)」のスキームを活用し、フレイルチェックなどを通じて市民の健康寿命の延伸や地域の一層の活性化に資するための実証実験を行う。得られたデータをもとに、医療費削減やまちづくりの視点も含めた社会的インパクトを可視化できる成果指標の作成を目指す。フレイル予防をテーマにしたSIB実証事業は日本初。期間は2020年3月末日まで。
飯塚市は、介護予防の取り組みの一つとして高齢者自身がフレイルの状態に気づき、日常生活の中にフレイル予防を取り入れるための意識変容・行動変容を目的とし、2016年度からフレイル予防サポーターの育成講座、市民啓発講演会、フレイルチェック、予防プログラムなどに取り組んできた。今回の連携協定では、飯塚市が事業や参加者募集の広報、飯塚市フレイル予防サポーターとの連携調整に関しての協力、実施会場の確保に関して支援し、FDCが、実証事業で収集したデータやその分析結果について市へ提供する。
実証事業は、FDCが飯塚市と連携しながら三井住友銀行(SMBC)、福岡ソフトウェアセンターとともに実施。また、フレイル研究の第一人者である東京大学高齢社会総合研究機構の飯島勝矢教授が、同事業の評価アドバイザーとして成果指標の検討に協力する。
2019年3月26日発行