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食害魚を利用したドックフード発売 オーシャンリペア


週刊経済2024年9月18日発行号

9月1日から

立命館大学発スタートアップのオーシャンリペア㈱(福岡市中央区大名2丁目、光斎翔貴社長)は9月1日、食害魚を利用したドックフード「オーシャンハーベスト」の販売を開始した。
海洋環境に悪影響をもたらす「磯焼け」の原因の一つである食害魚のイスズミやアイゴを有効活用するもの。原料となる食害魚は、長崎県五島市産を使用している。小型犬でも食べやすい小粒のペレットタイプで、畜産物系のたんぱく質不使用で、低アレルゲンが特徴という。商品は500グラム入りで3500円(税込)。専用ECサイトなどで購入できる。1年で1800万円の売り上げを見込んでおり、将来的には実店舗でも販売する予定。また、2025年秋をめどにキャットフード、2026年をめどに養殖餌料化を予定している。同社は「漁師の方々に利益を還元できる仕組みを作り、海洋環境のインパクト調査を続けたい」とコメントした。
同社は2024年2月設立。資本金は300万円。決算期は8月。従業員数は2人。