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食塩の適正接種へ、産学官連携で新プロジェクト 福岡県


週刊経済2023年9月12日発行号

キックオフに平野レミさんやパラシュート部隊

福岡県は9月5日、食塩の適正接種推進を目指す「スマソる?プロジェクト」の始動を記念し、キックオフイベントをLuz福岡天神(福岡市中央区渡辺通4丁目)で開催した。
1日の食塩摂取目標量は、男性8・0g、女性7・0g程度とされている中、福岡県の県民1人あたりの食塩摂取量は、男性11・7g、女性9・5gと全国平均(男性10・8g、女性9・2g)より多く、20歳以上の県民の約2人に1人が食塩摂取量と関係の深い高血圧の有病者となっている。この現状を改善していくため、産学官連携による新メニュー考案などを通じた「スマートにソルトを使う減塩プロジェクト」、略して「スマソる?プロジェクト」を立ち上げた。具体的な取り組みとしては、福岡女子大学の食・健康学科や中食サービスのヨシケイと連携した減塩メニューの発信や商品化などに着手する。
当日のイベントでは、料理愛好家の平野レミさん、地元タレントのパラシュート部隊が招かれ、平野さんが考案した減塩メニュー「金目鯛のアクアパッツァ」を服部知事が調理するという催しを実施。平野さんの奔放な料理指導で会場は大いに盛り上がり、完成した料理を試食した服部知事は「とても塩分量2g以下とは思えない程、味付けがしっかりしている」と評価。「さまざまなレシピを楽しみながら、適正塩分量を目指してほしい」と呼びかけた。