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食器洗浄工程のロボット化に向け実証実験  ロイヤルHD


既存工程を9工程から4工程へ削減

ロイヤルホールディングス㈱(福岡市博多区那珂3丁目、黒須康宏社長)は6月27日、グループ内のレストランで食器洗浄工程のロボット化に向けた実証実験を開始した。
人とロボットが作業を分担し協働していくことで作業の効率化と省力化を達成し、顧客満足度の追求と従業員が働きやすい職場環境づくりに生かす。実験ではアールアンドケーフードサービス㈱(東京都世田谷区、上村浩二社長)が運営するサラダバー&グリルレストラン「シズラー 新宿三井ビル店」の食器洗浄工程に、ロボットシステム(食器のピッキングと収納)とコンベア式の超小型高圧食器洗浄機を導入。今後1年をかけ、効率面(稼働時間・稼働人員・水道光熱費増減など)や効果面(簡素化と働きやすさ・食器の洗い上がりなど)を検証していく。うまくいけば同店の洗浄で約70%を占める皿とキッチン・サラダバーで使用する備品の洗浄工程を、現在の9工程から4工程まで削減できる見通し。同社は「生産性向上によってホスピタリティなど人だからこそできる付加価値の探求、提供を目指していく」としている。

2018年7月10日発行