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食のオンラインマーケットを一新  スマイホールディングス 


来年バングラディッシュでも開始

インターネット総合メディアサービスの㈱スマイルホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、金井龍男CEO・会長兼社長)は9月28日、生産者と消費者を直接つなぐ食のオンラインマーケットのウェブサイト「RELEASE(リリース)コマース」をリニューアルした。
同社は2018年春から、すでに開設していたソーシャルメディア「RELEASE」を改良し、ソーシャルメディア(SNS)とeコマース(ショッピング)の機能を融合し、独自の暗号通貨(仮想通貨)を流通させた次世代の「ソーシャルコマース」の提供を目指す「RELEASEプロジェクト」を始動。RELEASEコマースは昨年8月にサービスを開始していたが、理想とするソーシャルコマース実現に向けて、ブロックチェーンとビッグデータ、AI(人工知能)といった3つの最先端技術を組み合わせたプラットフォームのプログラム改良に伴い、サイトを一新した。
RELEASEコマースは、全国の農家や家庭菜園を営む人が栽培した野菜や果物、漁師が水揚げした新鮮な魚介類などを全国の消費者と直接売買できる食のオンラインマーケット。「価値ある商品をその価値が分かる消費者に適正価格で販売できるのが特長」(金井CEO)という。一方、ソーシャルメディアRELEASEはテスト段階を含め26カ国語に対応しており、特にバングラデシュでは新規ユーザー登録数や投稿数が当初の13倍になるなどユーザーが急拡大しているという。来年2月をめどにバングラデシュでもこのRELEASEコマースのサービスを開始するとともに、南インドにも進出し、南・東南アジアを中心にソーシャルコマースRELEASEのさらなる普及を目指す。
なお、台湾子会社を主体とするRELEASEプロジェクトで発行する独自の暗号通貨RELEASEコインは、8月8日に暗号通貨取引所上位のCoinsBit(エストニア)、9月4日に新興のAzBit(セーシェル共和国)」に新規上場。昨年2月に上場したHotBit(英国)と併せて、現在3取引所で他の暗号通貨などとの交換や売買が可能となっている。
スマイルHDの前身、㈱スマイル通販は1997年3月設立。2010年4月HDを設立し、傘下に㈱スマイル通販と㈱スマイル検索隊が連なる持ち株会社制に移行した。HDの資本金1千万円。グループ従業員数14人。グループで十数のwebサイトを運営・管理し、ホームページ制作なども手がける。

2020年10月20日発行