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顧客層拡大などで売上高2・6%増  はせがわ3月期連結決算    2期ぶりに2百億円台に


 仏壇販売の最大手、株式会社はせがわ(福岡市博多区上川端町、長谷川房生社長)の2011年3月期連結決算は、売上高が前期比2・6%増の204億8千万円、経常利益が21・1%増の14億66百万円で増収増益だった。単体売上高は6・7%増の204億17百万円、同経常利益は8・9%増の14億44百万円で増収増益だった。
 主力の仏壇、仏具、墓石など宗教用具関連事業の小売部門に力を入れる「本業回帰」を推進。外商員のマネジメント強化や提携企業との関係強化などで営業力のアップを図り、ショッピングモールでの展示即売会や仏事相談会を開催などで顧客層の拡大に取り組んだ結果、2期ぶりに売上高が2百億円台を突破した。損益面は、売上高の伸びとともにグループ経営の効率化が奏功し、2期連続の増益だった。
 今期は東日本大震災の影響により消費の停滞が予想されるものの、マーケティング機能の強化や消費者ニーズに合った商品開発・提供、墓石販売の拡充などで売上高が210億78百万円(2・9%増)、経常利益が13億54百万円(7・6%減)の増収減益を見込んでいる。