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須惠町松ヶ浦で造成中の宅地62区画が完成  新潟市の福田組    年内に住宅メーカーに引き渡し


 新潟市の総合建設業、株式会社福田組(同市中央区一番堀通町、伊東修之助社長)が糟屋郡須惠町松ヶ浦で開発を進めていた分譲地62区画がこのほど完成、年内に契約先の住宅メーカーに引き渡す。
 場所は須惠区公民館東側。開発面積は約1万8540平方m。約1年前に地元の民間企業が社宅として保有していた丘陵地を購入、住宅メーカー向けに4月から造成工事を進めてきた。一区画当たりの広さは平均約2百平方m。造成費や住宅メーカーへの売却額は明らかにしていない。住宅メーカー約7社が30代後半から40代のファミリー層向け一戸建て住宅の販売をスタートさせる。
 今回のプロジェクトを受け、同社は福岡市内や西鉄天神大牟田線沿線、北九州市西部で住宅メーカー向けの宅地分譲に意欲を見せており、九州担当で東京開発事業部の篠崎秀俊プロジェクトマネージャーは「全国的に見て九州は宅地の需要が強い地域。特に福岡県内は福岡市内はじめ、西鉄沿線、あるいは北九州市の八幡地区など魅力的な地域がたくさんある。今後、住宅メーカーと連携し50~60区画規模の開発を進めていきたい」と述べた。
 同社は1927年12月設立。資本金は約51億84百万円。新潟市と東京・新宿に本社を置き、総合建設業として全国展開している。10年12月期の売上高は1134億67百万円、経常利益は16億87百万円。従業員数は773人(11年4月1日現在)。