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須恵・粕屋2工区は8割強が完成 福岡県
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筑紫野古賀線バイパス4車線化工事
福岡県が整備中の主要地方道・筑紫野古賀線のうち、須恵町と粕屋町にまたがる須恵・粕屋2工区は8月末時点で8割強が完成していることが、県土整備部道路建設課の取材で分かった。
同区間は九州自動車道福岡インターに近く、工業団地や物流施設などが数多く立地しているため、粕屋町の県道・福岡篠栗線と交差する門松交差点、粕屋警察署近くの国道201号と交錯する大隈跨道橋は福岡県交通渋滞対策協議会で地域の主要渋滞箇所と位置付けられるほど県内有数の渋滞箇所とされていた。そのため、県は須恵町植木から粕屋町上大隈間の約1・6キロ区間に高架を含めた4車線のバイパス工事を進めてきた。現在、新大間(しんだいま)池に架設される新大間池橋(175メートル)、JR篠栗線や県道福岡篠栗線上に架設される高架橋(大隈高架橋・仮称、676メートル)などの構造物はほぼ完成している。完成、供用開始時期については現段階で未定。
4車線化に伴い、須恵町役場から福岡インターまでの移動時間は現行約17分から約8分に半減するほか、門松交差点で発生している約1・3キロの渋滞解消が期待されている。
筑紫野古賀線は筑紫野市水岡交差点から古賀市花見交差点までの延長33キロ。国道3号の補完的な役割を持つ主要地方道。福岡都市圏の発展に伴う交通量の増加に伴い、沿線各所で慢性的な渋滞が常態化していた。そのため、県は1980(昭和55)年度から4車線化工事を進め、現在までに約16キロが完成している。
2020年9月15日発行