NEWS

響灘に国内最大の5 MW の風力発電所  自然電力


敷地内に太陽光発電所も併設

自然エネルギー発電開発の自然電力㈱(福岡市中央区荒戸1丁目、磯野謙社長)が北九州市若松区響町に建設していた5MWの風力発電所がこのほど完成。5月2日から商業運転を開始した。
北九州市の「北九州市若松区響灘地区への風力発電関連産業の集積促進事業」の一環として、選定を受けた同社が2019年6月から建設を進めていたもの。施設は洋上用に設計された約5MWの大型風車と風力発電所を陸上に設置し、さらに敷地内には約0・6MW(AC)の太陽光発電所(3月31日稼働)も併設することで、土地・系統を有効活用していく。同発電所の風力発電設備は、国内で事業用として陸上に建設される風力発電設備としては最大(2020年5月時点、同社調べ)。年間発電量は一般家庭3120世帯の年間電力量に相当し、発電した電力はFIT制度を活用し九州電力に売電するほか、独自に展開する電力小売サービス「自然電力のでんき」へ供給し、販売していくことも検討する。

2020年5月19日発行