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鞍手町中山に工場兼本社を新築移転  北九食品    総投資額8億円


 業務用冷凍和菓子の製造を手掛ける北九食品株式会社(沖野真一社長)が建設していた工場兼新本社が9月1日に完成し、中間市中底井野から鞍手郡鞍手町中山に移転した。総投資額8億円。
 近年、同社へ冷凍和菓子の製造依頼が増えており、体制強化や工場設備の能力拡大、社員の雇用環境向上を目的に移転した。場所は「中山西区」交差点東側。敷地面積は約1万平方m。2階建てで延べ床面積は約3000平方m。1階が大福などの冷凍和菓子製造工場。2階が事務所、商品開発用の研究室や社員、パート勤務従業員用の休憩ルームとなっている。沖野社長は「新工場で生産能力が2・5倍向上した。今後もロボットなど導入することで体制を強化し、顧客のニーズに対し臨機応変に対応できるようにしたい。働きやすい環境を作り今後の商品開発や新卒リクルーティングにつなげたい」と話している。
 同社は1978年3月創業。資本金1200万円。従業員約70人(パートスタッフ含む)。今年9月に北九食品加工有限会社から商号変更している。沖野社長は遠賀郡水巻町出身。1978年5月16日生まれの38歳。九州産業大学経済学部卒。同社2代目社長。現在、北九州市立大学ビジネススクール在学中。趣味は映画鑑賞と読書。