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静鉄ホテルプレジオ博多駅前が開業 静岡鉄道


初年度稼働目標は60~70%

静岡鉄道㈱(静岡市、今田智久社長)は8月27日、福岡市博多区博多駅前4丁目にビジネスホテル「静鉄ホテルプレジオ博多駅前」をオープンした。同ブランドでは静岡県内に3店舗を展開しており、県外での開業は同店が初めて。
場所は博多消防署東側、博多駅博多口から徒歩6分。建物は14階建てで、1階が平面駐車場とエントランス、2階はフロントと朝食会場、3階から14階が客室。客室はシングル(15㎡~16㎡)158室、ツイン(16㎡~23㎡)23室、ユニバーサルルーム(16㎡)1室の全182室で構成する。シングルルームとスーペリアツインルームには、トイレと分離した洗い場付きのバスルームを設けているほか、9階の15室は女性優先フロアで、ヘアアイロンやイオンドライヤー、イオンスチーマーを備える。朝食レストランは、ビュッフェレストラン「ぶどうの樹」を運営する㈱グラノ24K(遠賀郡岡垣町)が手がけ、福岡・北九州の郷土料理や、契約農家の野菜を使用したメニューを揃えるビュッフェ形式で提供する。また、既存店で初の取り組みとして、フロントに日本語、英語、中国語、韓国語に対応する自動精算機を設置した。客室平均単価はシングルが9000円~1万2000円、ツインが1万1500円~1万3000円、スーペリアツインは1万6500円ほどで、価格は時期により変動する。ビジネス利用のほかレジャー、インバウンド利用も見込み、初年度の稼働率は60~70%を目指す。
能登原信行支配人は「洗い場付きのバスルームなど、ゆったりと過ごしていただける空間づくりに努めている。まずは知名度を高め、出張やレジャー、訪日旅行など幅広いシーンで活用してほしい」と話している。
同ホテルは現在4店舗を展開しており、来年京都市に2店舗の出店を予定している。2023年度までに10店舗・1500室体制を目指し、今後も東京から博多までの新幹線沿線を中心に展開していく方針。

2018年8月28日発行