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静岡県の加和太建設から都城市の太陽光発電所を購入   西部ガスグループのエネ・シード


10カ所目の太陽光施設

西部ガスグループの再生エネルギー事業会社、エネ・シード㈱(福岡市博多区千代1丁目、有吉雅英社長)は12月1日、加和太建設㈱(静岡県三島市、河田亮一社長)から宮崎県都城市の太陽光発電所を購入し「エネ・シード都城太陽光発電所」として運用を始めた。
場所は同市高城町有水、高城農園そば。発電規模は1・7MW。年間発電量は一般家庭約5百世帯分に相当する190万kWhを見込んでいる。譲渡価格は非公表。西部ガスグループは2012年4月にエネ・シードを設立し、福岡県や長崎県で太陽光発電所8カ所、北九州市で風力発電所1カ所を運営し再生エネルギー事業に取り組んでおり、今回の都城太陽光発電所は10カ所目。太陽光発電の合計は37・8MWとなった。同グループでは「今後も天然ガスの普及拡大を図るとともに、再生可能エネルギーの普及にも努めて、低炭素社会の実現に貢献していく」と話している。
なお、同グループでは初の九州域外での再生可能エネルギー事業の展開として、愛媛県伊方町の佐多岬半島の高台で風力発電設備3基を備えた「エネ・シード伊方風力発電所」の計画を進めており、2021年末の運用開始後は年間発電量1500万kW(一般家庭約4千戸分)を予定している。

2020年12月15日発行