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青森市に2拠点目の遠隔みまもり看護ステーション ワーコン


週刊経済2021年1月13日発行

青森の健康まちづくり事業に参画

IoTによる遠隔見守りサービスの㈱ワーコン(福岡市博多区博多駅東1丁目、青木比登美社長)は12月1日、青森県青森市浪岡に2拠点目の遠隔みまもり看護ステーションを開設した。
青森市とヘルスケア・医療製品などを製造する㈱フィリップス・ジャパン(東京都港区、堤浩幸社長)が2019年から進める健康まちづくり事業に参画したことによるもので、AIロボットや非接触センサーを活用した看護師による24時間見守りサービスの実績を生かし、他の参画企業との連携によるIoTを活用したみまもりサービスなどを提供していく。
同事業は青森市立浪岡病院(青森市浪岡)を起点に展開。現在、ワーコンが構築する遠隔みまもり看護ステーションは、同病院内に設置されているが、5月には病院敷地内に完成する「あおもりヘルステックセンター」に移転する。スタッフとしてすでに、看護師経験10年以上の看護師2人を「みまもり看護師」として現地採用しており、福岡の本社内にある第1センターや在宅ワークの看護師をWebモニターで繋ぎ連携体制を構築して見守りを行っていく。
同社は2016年設立。資本金3796万円。AIロボットや非接触型生体センターを見守り対象者の居住空間に設置し、医療経験豊富な「みまもり看護師」がコールセンター機能を備えた遠隔モニタリングで24時間見守るサービスを構築している。