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青果市場北側約2・3haを分譲  福岡市    下関市の水産業・松岡に


 福岡市は5月31日、アイランドシティの港湾関連用地2万2955平方mを水産業の株式会社松岡(山口県下関市、松岡隆雄社長)に分譲した。
 場所は同市東区みなと香椎3丁目、新福岡市青果市場「ベジフルスタジアム」の北側。落札時の分譲面積(2万773平方m)から約2180平方m増え、分譲価格は29億円(分譲単価約12万6334円/平方m)。5月13日の売買代金納入を受けて分譲した。松岡の計画では倉庫用地・配送センター用地として、7階建て延べ床面積5万1260平方mの倉庫棟を建設。2018年9月の操業開始を予定している。
松岡は1950(昭和25)年、福岡県門司市(現北九州市門司区)で「株式会社松岡商店本店」として創業。78年に下関市に本社を移転。資本金は5000万円。事業内容は水産物および水産加工品の輸入販売、水産加工品の企画・製造・販売。2014年に稼働した「東京湾岸物流センター」を機軸に、全国9カ所のLC(ロジスティクスセンター)ネットワークで国内の物流強化を図っている。売上高は352億円(2016年1月期)。従業員数は約396人。